弱メンタルナースのブログ

人生やり直し開始した看護師です。

看護師してたら死にたくなってた話。

■夫があてにならないから看護師資格を取得したが。

 30代の頃に看護師免許を取得しました。理由は、夫を頼りにしてたらたぶん死ぬから。今も無職だしね!

 

通った看護学校が良かったのか、学校生活も実習もさほど大変だと感じることなく経過。もちろん3年間全力投球はしたけど辛くはなかった。

国資も無事終え、卒業式に。

 

…ハイ、ここで私のこれまでの努力は報われ、一気に気力がなくなりました。

いわゆる一種のバーンアウトですね。

 

今思うとその時点でけっこう限界だったのかも。

 

シジュウを超えてからの病棟勤務はとにかくハード。夜勤も加わり身体はもはや限界超えているのは自覚していた。まだ子どもが小さいのに、夜勤明けは文字通り1歩も動けず、悔しくて泣いて過ごしてた。

自宅学習、研修、プリセプター、リーダー業務・・・

残業時間は増すばかりなのにさらに業務が増える。

身体は悲鳴を上げ続け、たった1回のオムツ交換や体位変換で腰が砕けるかと思うほど。膀胱留置カテーテル交換等の攝子を持つ数分すら手が痛くて泣きそうだった。

 

そこへきて、2019年度のコロナ騒動が病棟にやってきた。

 

■「コロナかもしれない患者だから」

まだコロナのコの字もわかっていない状況の中、コロナ疑い患者を受け持った日から何かが自分の中で狂いだした。

 

…なんでこんな仕事してなきゃいけないの?

 

「こんなもんいらんわ」と言って酸素マスクを自分で外し、何度も咳込む認知症患者の飛沫を浴びていたら急にばかばかしくなってきた。

 

自分の健康と引き換えに、他人の体液や下の世話をする仕事ってなんなんだろう。(当然看護師の仕事はそれだけではないんだけど、当時、心身共に限界突破し極端な思考になっている)

手取り20万以下の給与で(その頃は日勤帯)、なぜ自分の命を犠牲にしてまで働いているんだろう。

 

そんなこと考えていたらだんだん沸いてくるんです。

「死にたいな…」

って気持ちが。

 

眠れなくなって、死ぬためにどうしたらいいのかをネットで夜通し検索しだす。死に場所を探す。コロナ罹患して死ぬ事も考え、入院セットを用意する。遺書を書く。私のせいで子どももコロナになったらごめんなさいとか書いてた。

実際その頃用意した入院セットは今もそのまま。

 

ここまでくると、

あ、やばい。

って気づくんだけど、もうその頃には遅い。

仕事を続けられるような状況ではなく、結局退職を選択しました。

その後再就職しますが、医療業界はどこも似たり寄ったり。

 

心身疲弊してボロボロになって、生きる事にうんざりするの繰り返し。

 

友人に言われた一言にハッとする。

「そんなボロ雑巾のようになってまで看護師してたいの?」

 

いや、してたくないよ!

でももはや他に何もできんのだよ!

しかも臨床経験少ない上、体もメンタルも弱いから看護師業務すらまともにできんかもしれんのだよ!

 

と言い返したいができず・・・

 

 

さて。私の人生どうなるんだろう。

 

まぁ……

 

なんとかなるよね!笑

 

 

って思うことにしよう。なんとかするしね。

 

同じように疲弊している看護師の方が、少しでも笑顔で生活できますように。